へぶんずぷれいす

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□ かじゅモモ □

かわいい人

先輩は、かっこよくて。

かわいい。

そんな人。



夏休み入ってから、ちょっと経った日のこと。
先輩が、デートに誘ってくれた。


夏休みに入ってから、数日。
毎日連絡は取り合っているけど、先輩は受験関係で、
夏期講習等の予定が有り、会うのはちょっと久しぶり。


「♪」


鼻歌交じりに着ていく服を身体に当てる。
先日、開かれていた夏物セールで買ってきた服を着ていこう。
薄いピンクのふんわりとしたキャミソールで、一目惚れをして買った。
肩紐と胸元にあるリボンが可愛らしい。


「先輩、かわいいって言ってくれるかな…。」


きっと、優しく言ってくれる。
想像するだけで、ほわほわとする。


「先輩っ。早く会いたいっす!」
服をハンガーにかけて、ベッドに横になる。
ベッド脇に置かれた皆で海に行った時に撮って貰った二人の写真。
そっと口付けて眠りに落ちる。
きゅっと、抱きしめたまま。


そして、翌日。


「先輩っ!おはようございます!」
「んっ…お……」
「?」
約束の時間の11時、15分前。
先輩は、すでに待ち合わせの駅で待っていた。
後ろから声をかけて、振り向いた先輩は、ぴしっと止まってしまった。
「せんぱーい?」
下から覗き込みながら、小首を傾げる?
「っ!?」
途端、ぼぼぼっと首まで顔を赤くした先輩。
様子のおかしい先輩の額に手を当てる。
「熱あるっすか?顔真っ赤っすよ?」
「………っ///」
ふぅと、息を吐き出した先輩。
額に当てた手が取られる。
「せんぱい?」
「…モモ。」
「はいっす。」
「一つだけいいか?」
「どうぞっす。」
「その服なんだ…。」
「え?」
変ですか?っと、自分の服を見る。
今日は、朝起きた時から暑かったから、昨日決めたキャミソールと、
ふんわり広がるミニスカートを合わせた。
胸元には、先輩が、誕生日プレゼントにとくれたネックレスをしている。
「いや、変とか…そういうことじゃなくてだ…。」
「???」
「………――――っ!」
首を傾げる。
さらさらと髪が流れ落ちた。
次の瞬間には、ぐっと手を掴まれ、駅とは逆方向に歩きだす先輩。
「ちょっ、先輩っ?」
「…予定変更だっ!」
「えぇっ!?」
引っ張られてついていく。
しっかりと繋がれた手。
「先輩っ、早いっすよぉ。」
「…………。」
無言の先輩を見上げると、夏の暑さのせいだけではないと思われる、
赤く染まった首筋が、長い髪の隙間から見えた。


そのまま、引きずられる様に連れてこられたのは、先輩の家。


がちゃがちゃっと、鍵を開けて、引き入れられる。
「っ!……ふ…っ…」
ぐいっと閉ざされたドアに押し付けられて、キスされた。
ぎゅっと痛いくらい手を握り締められる。
ぼやける視界で、先輩の閉じた瞼を見て、そっと瞳を閉じて受け止める。
「んっ……っ…はぁ……んっ…」
「……モモ…んっ……」
何度も角度を変えて、深く深く。
情熱的なキスにくらくらする。
どうしてこうなったのかとかそんなのどうでもよくなって、握られていた手を離して、
縋り付くように先輩の首に腕を回す。
きゅぅっと、腰を引き寄せられて、ぴったりと抱きしめ合う。
「っ……せんぱ…んっっく……はぁ…」
「モモ…ちゅ……んっ……ちゅ…」
「せんぱい…どうしたっすか…」
「……ちゅ…」
「んっ……ぁっ…」
飲み込みきれなくて、零れ落ちた唾液を追って、先輩が舐めあげる。
自然と身体が震えてしまう。
「この服…」
「?」
「危ないから着ないほうがいい…。」
「え?」
「……胸元が開きすぎだ…。」
「……あー…それで、発情しちゃったっすか?」
余り意識してなかったけど、理由がわかって…うれしくなってしまった。
「!?発情って…。」
「この状況は、そうじゃないっすか?」
「……他の誰にも、見せたくなかったんだ。」
「………。」
先輩が、私を抱きすくめる。
暑くて、熱くて、背中に当たったドアが少しだけひんやりとした。
「そういうのは、私にだけ見せて欲しい…。」
「先輩。」
「…わがままだろうか?」
先輩が、屈んで視線を合わせる。
揺れる瞳にきゅんとする。
「せんぱい…大好きっす!!」
ぎゅっと抱きついてキスをする。
「……っん…。」
「ちゅ…んっ……。」
「…っ…先輩、先輩が着るなっていうならもう、着ないっす!」
「………いや。」
私の言葉に、言葉を詰まらせる先輩。
「…?」
「…いや、…あの……っ」
ボボボッと、また、赤く染まる先輩。
「その…可愛いから、……だから、外では上に羽織って欲しい…。」
真っ赤になって、それだけ言って、俯いてしまった先輩。
「せんぱい……かわいいっす!!」
ぎゅっと抱きしめて、下から覗き込んでキスをする。
「わっ!……んっ…っ…」
「……ちゅっ…せんぱい…」
「モモ…」
「これ、先輩にかわいいって言ってほしくって買ったっすよ?」
「…うん。」
「…どうっすか?」
「うん…すごい似合ってて、かわいい…。」
「うれしいっす。」
見つめ合う。
先輩の手が、頬に触れる。
ゆっくりと、キスされる。
触れるだけのキス。
「………。」
「………。」
離れて見つめ合う。
その瞳は熱を持って、私を見つめる。
そして、ぎゅっと抱きしめられる。
「モモ…    」
耳元で、本当に私にしか聞こえない声で囁かれた言葉に、
ぎゅっと抱きしめ返して頷いた。


靴を脱ぎ散らかして、先輩の部屋へ――


「モモ…ちゅ……んっ…」
「…ぁ…せんぱ……ぃ…」


ベッドの海に溺れる。


予定は狂っちゃったけど…、このまま、溶けちゃうほどに幸せ。


そんな、熱い熱い夏の日のこと。



END



2010年No.13号のモモぱいネタw
個人的補完。
個人的満足。
でも、できればもっとえろいのも書きたかったなぁあ。。。
それはまた、次の機会に。
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Date:2010/06/20
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