へぶんずぷれいす

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□ 部キャプ □

あなたにささげる

あいらぶゆー





「あら。」
今日は生憎の曇り空。
11月半ばにもなると、こういう空模様だと一気に寒く感じる。
校庭を歩いていくと、後輩達から声がかかる。
学生議会長の座も後任へと明け渡してあるが、それなりに人望はあったらしい。
今でも慕ってくれている子達が多いのは、嬉しいことだった。

でも、今日、一番嬉しいことは。

「上埜さん、こんにちは。」
ぺこり。
と頭を下げたのは、同じ三年で、インターハイを戦った福路美穂子だった。
「どうしたの?」
「あ、すみません、突然来てしまって…。」
迷惑でしたよね?という風な彼女。
「ん?そんなことないわよ。ただ、待ってるって知ったら、走って来たのに。」
「………っ。」
「ふふ、さ、行きましょう。」
「え…。」
「あら、待っててくれたんじゃないの?」
「………。」
「さぁ。」
おいでとは言わずに、手を差し出す。
真っ赤になった彼女。
手を取る勇気はないらしい。
「行きましょう。」
「…っ……。」
右手を取って歩き出す。
キャーっという声が聞こえた気がしたが、私は構わずに彼女の手をひいて歩き出した。

「………。」
「……あの。」
「ん?」
「その…手…。」
「……いや?」
「………///」
麻雀をやっている時の彼女は、今の彼女と別人。
それでも、美しい容姿は変わらない。
可愛らしい仕草は変わらない。
綺麗な瞳は、変わらない。
「ふふ、で、今日は、どうしたのかしら?」
メールとかでも言ってなかったから、びっくりした。
そう言ったら、すみません。と小さく呟いた。
「…謝らなくていいのよ。」
「………。」
「だって、すごく嬉しい。」
「…上埜さん……。」
木々は、色鮮やかに紅葉して、落ち葉の絨毯の中を歩いていく。
「寒くなったわね。」
「…はい。」
「でも、美穂子の手はあったかいわね。」
「………。」
「心が温かい人は、手も温かいのね。」
「…上埜さんも温かいです。」
「………ありがとう。」
「………あの。」
「ん?」
立ち止まる、さぁっと風が吹いて、落ち葉が舞い落ちる。
離れた手。
その手で、彼女は、鞄を探って少し小さめの包みを取り出した。
「これ…。」
「………。」
無言で受け取って、開けてもいい?と聞くと、こくりと頷いた。
ハッピーバースデーと書かれたカードと、手袋。
「お誕生日おめでとうございます。」
「ありがとう…美穂子。大事にするわ。」
「はい…。」
恥ずかしそうにした彼女。
「美穂子。」
「!?」
ちゅっと、不意打ちにキスをしたら、大きな瞳が真丸くなった。
「ふふ、ありがとう。」
「―――っ…上埜さん///」
かわいくてかわいくて仕方ない。
「………。」
「………///」
緩む頬を隠さずに見つめたら、彼女は恥ずかしそうに顔を伏せた。

舞い落ちる、落ち葉の中。
また、手を取って歩き出す。
夕暮れで、長く伸びた影を踏んで歩く。

「今年の冬は暖かくなりそう。」
「はい、使ってください。」
「ん、それもだけど、そうじゃなくてね。」
「…え?」
「美穂子。あなたがいるからよ?」
「………上埜さん。」


想いが二つ重なるように。

もう一度、重ねた唇。


「大好き。」
「………///」
「言ってくれないの?」
「……っ…大好き。」
「ん、嬉しい。」


ふわりと浮遊する。

ココロとココロ絡み合う。


絡み合って、離れない。


離さないで…ね?



END



竹井(上埜)久部長お誕生日おめでとーーーーーーーございます!!
学校の放課後設定にしてしまったが、今日は、土曜日でしたね。
まぁ、細かいことは目を瞑って下さい。
いちゃいちゃな部キャプきゃーっ。


ありがとうございましたっ!
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Date:2010/11/13
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