へぶんずぷれいす

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□ かじゅモモ □

いとおしいひと

「ずっとそばにいてください。」
彼女の願いは、ただ、それだけだった。



雪は残りつつも、日差しが温かく感じるようになってきた三月の終わりの頃の話。



「荷物はこれだけかー?」
「あぁ、ありがとう、みんな。」
「いえ、お役に立てて良かったです。
「うむ。」
「よーし、そんじゃ、飯でも食べに行くかー、もちろん、ユミちんの奢りでなー。」
と、言って、大きく伸びをした蒲原の背中を見つめ、軽く苦笑い。
「………。」
「ん。」
「すっかり、きれーになっちゃったっすね。」
「…そうだな、手伝わせてすまなかった、モモ。」
「いえ、そんな、それはいいっすよ。」
なんとなく、お互い目を合わせずに。

がらん。

とした、自室。
いつの間にやら、蒲原たちはいなくなって、2人っきり。
「………。」
「………。」
ふと、触れた指先。
すっと離れて、それでも、蒲原たちの声がかかるまで二人でそこにいた。




楽しくも騒がしい夕食を終えて。
「んーじゃ、ユミちん、まったなー。」
「失礼します。」
「さようなら。」
「今日はありがとう。」
「・・・先輩。」
「・・・・・・モモもありがとう。」
「・・・・・・・・・。」
何かを言いたそうに、彼女が私を見た。
「また・・・みんなもまた・・・こうやって・・・。」
「ワハハ、ユミちん、またなー。」
窓から手を伸ばして、
ブロロっと走り去った。
窓ガラスに張り付いた桃子。


「      」


何かを言っているのが分かった。
私は、まっすぐに見つめた。
車が見えなくなるまで、見送った。


「・・・・・・・・・っ・・・。」


堪えきれずに涙が頬を伝って、零れ落ちた。




といった感じの話が書きたいきがする。
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Date:2011/02/22
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