へぶんずぷれいす

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□ かじゅモモ □

下校

ずーっと、大好き。





「モモ、お待たせ。さ、帰ろう。」
部室の鍵を置いて、戻って来た加治木先輩。
「はいっす!」
私が、麻雀部に入ってから、毎日のように一緒に下校を共にしている。
ちょっと前までは、ひとりぼっちだった私。
こうやって、誰かと一緒に居られることが、単純に嬉しくて。
それが、わたしを見つけてくれた人なら、尚更で。
「今日は、ちょっと寒いな。」
「そうっすねー、昨日までは、暑いくらいだったのに。」
「昨日から今日にかけて、雨が降っていたからな。」
「はい、この時期は、着る物に困るっすよね。」
「あぁ、そうだな…。」
他愛ない会話。
「はい。」
それでも、その会話が嬉しい。
「明日は、暑くなるかもな。」
先輩は、昨日、今日と降り続いた雨が嘘のように晴れ渡った空に浮かぶ夕日に、目を細めつつ言った。
「………。」
夕日に照らされた先輩。
「……ん?私の顔に何かついてるか?」
「っ!?あ、いや、その…えへへ。」
その姿が、…綺麗で、思わず見とれてた。
なんて、今はちょっと言えなくて。
「?」
「な、なんでもないっす!あ、すっごい、綺麗な夕日っすよね!!」
「…ん、あぁ、そうだな。」
「明日は、ホント、暑くなりそうっすね!」
「……あぁ。」
「……っ……。」
私を真っ直ぐに見つめる。
その瞳で見つめないで欲しい。
「あっ、あの…。」
「………モモ。」
ドキドキと、心臓が痛い。
私の名前を呼ぶ、唇に目が行って、ぽうっと、頬が染まるのが分かる。
「せ、せんぱいって、ほんときれいっす。」
「!?」
「あっ。」
気が付いたら、思ったことをそのまま口にしていた。
はっとして、口を抑える。
先輩は、夕日のせいだけじゃなくて、頬が赤くなっているのが分かった。
「な、何を突然。」
「あ、あの…いや、本当にそう思ったから…。」
「………。」
「………。」
「…モモの方が、かわいいよ。」
「!?えっ、あのっ!!先輩の方がっ!!」
いつの間にか、立ち止まって。
お互い、帰って離れてしまうのが寂しいとでもいうように。
明日も、学校があるに…。

「………。」
「………。」

一通り、言い合いをして。
ぷっと笑い出す。

「帰ろうか…。」
「…はい。」
先輩の後ろを一歩下がって歩く。
夕日は、ますます赤みを帯びて、強く輝く。


明日も明後日も、ずっとずっと。


「!?」
「……だめっすか?」
「…いや。」
先輩の手をとったら、ちょっと驚いた顔をしたけど、
ぎゅっと握り返してくれた。



このまま、ずっと。
ずっと。



「先輩、大好きっす!!」



END


キスの話を書こうとしたけど、なんかだめだった(
リハビリがもっと必要だなと思います。
頑張ります。
かじゅモモで理想のキスシーンというのを、書きたいですね。
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Date:2011/05/23
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